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2013年9月30日 (月)

12. みかんの木(三つのステップ)

こんにちは、SUZUME-SUZUMEです。

 

 

ミオがみかん農家だということはお話したと思います。

 

今から30年以上前からミオは日本の品種のみかんを育てています。

 

 

 

 

ミオの両親は野菜を作って売っていたのですが、ミオの代になって、みかんを扱うようになりました。

 


当時はそのあたりでみかんを作っているところはなく、きっと失敗するからと、周りから大反対を受けたようです。

 

 

 



ミオのニックネームは、幼いときから「ミカン」でした。それは、クロアチアでは聞いたこともないようなニックネームだそうです。不思議に思ったミオは両親に尋ねてみましたら、「なんとなく‥…」そう呼ぶようになったのだそうです。

 

 


その意味をミオは来日して始めて知る事になります。

 

 

ミオがはじめて日本に来た年の事、わたしSUZUMEは、ミオとエミーナといっしょにコンビニに買い物に行きました。

 

そして、翌日の朝食用に、「リンゴジュースにする? オレンジジュースにする?」とエミーナに尋ね、その後ひとりごとで、「あ、これオレンジじゃないわ。みかんジュースね」と私はつぶやきました。

 

 

 


ミオがけげんな顔をして、「なんて言った?」というので、「みかん。マンダリンのことよ」と言うと、彼はそれはそれは驚いた顔をしていました。

 

 

 

 

ミオのニックネームが「ミカン」だと知ったわたしも、相当驚き、次に笑い出してしまいました。

 

神様のなさることって、本当に面白いと思いました。

 

 

ミオがいつか日本のみかんを育てる事、日本に来る事は、はじめからのご計画だったということでしょうか。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ミオのみかん畑の真ん中に、一本、他の木よりもひときわ大きな木があります。

 

         Mijomikan

 

 


この木はミオの悩みの種でした。

 

 

 

収穫期になってもいっこうに実をつけず、畑の真ん中にどーんと陣取っているのです。

 

この木を切ってしまおうか、でも、そうすると畑の真ん中に穴が空いてしまう、、、ああ、でも、本当に邪魔な木だ、、、。

 

 

 

こうして、頭の中でネガティブな考えが巡っているとき、ふと思い出しました。

 

 

 


「わたしは、セミナーで人々になんと言っているだろうか?

 

どうか、次の三つのステップでいつも祈ってください。

 

その状況がどんなものでも、その状況を受け入れ、その状況に対して神に感謝し、その状況に神が義と全能をもって来られ、栄光を現してくださるように祈ってください、、、と言っているではないか。」

 

 

 

 

 

そして、彼はいつものように三つのステップを祈り始めました。

 

 


すると、彼は声を聴きました。

 

 


「この木はあなたにとって祝福となるだろう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌年、あの場所ばかりとる大きな木は、ミオの持っているみかんの品種の収穫期ではない月に実を結びました。

 

それは新種のブラッドオレンジでした。

 

 

 


その時期は他のミカン農家は収穫がないので、良い値段で売る事ができます。

 

 

それによって、ミオは他の時期にも家族を養うための糧を得ることができるようになり、収穫期以外の半年間を、宣教に専念できるようになったのです。

 

確かに、ミオにとってあの木は祝福となりました。

 

 

 

 


神様はこうして栄光を現してくださいました。

 

神に感謝!

 

 

 

 

 

 




<追記>
信仰の三つのステップについて少しご説明します。

 

 

 

①今の状況を受け入れること。

 

②この状況に感謝すること。

 

③この状況神様が全能と慈しみとともに来られ、この状況を通して栄光をあらわしてくださるように祈ること。

 

 


①の今の状況を受け入れます、と祈るとき、

 

その状況がどんなに困難であったとしても、

 

その状況が自分の罪が招いた結果だったとしても、

 

その状況が人の目には出口がないような状態に見えるとしても、

 

神様のお許しなしに何事も起こらないことを思い出します。

 


神様を愛する神の子供に対して、神様は益になることをしてくださるなら、この状況を通しての
「癒しのご計画」があるはずです。

 


でも、実際、困難な状況を受け入れることはわたしたちの力ではできませんから、「受け入れるお恵みをください」と祈る必要があります。

 

例えばロザリオの祈り、ごミサにその意向であずかったり、他の祈りをします。

 


決して急ぐ必要はありません。毎日、忍耐をもって受け入れるお恵みを祈ります。

 

そして、心の中に平安を感じるときが来ます。それが、心から受け入れたしるしになります。「受け入れます」と言ってまだ心がざわつくときは、さらに祈る必要があります。

 

 

心が平安に満たされ、喜びを持ってその状況を受け入れることができたとき、自然に感謝の祈りが湧いて来ます。

 


これが②のステップ、「この状況を感謝する」です。

 

こちらも、「感謝します」と言って心に平安を感じるなら、心から感謝していることになります。

 

心から感謝できるということは、神様の全能と慈しみに信頼しきっているしるしです。

 

 

 

 

そうすると、③の祈りができるようになります。

 

御父はわたしたちが全信頼を寄せるなら、ご計画を実現することがおできになります。

 

神様はわたしたちに良いものを、すばらしいプレゼントを用意してこの状況をくださいました。それはわたしたちの考えの及ばないものです。

 

 

 

ミオは、この三つのステップで祈ることができたとき、始めてその状況を捧げる事ができると言います。

 

 

 

こうして三つのステップで祈り、その状況と自分自身を神のみ手に捧げ、委ねきるなら、必ずこの状況を通して神様が栄光を現してくださいます。

 

 

栄光の現され方は様々です。たとえば、癒し、和解、罪の気づき、問題の全面解決、回心、、、、などなどが起こります。

 


この祈り方によって神が栄光を現してくださることを体験した方はたくさんいます。実際に体験する事で、さらに信仰のお恵みをいただくことができます。

 

 

神に栄光!

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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