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2016年3月 5日 (土)

19. 『聖霊からいただいた歌』についての証し

 

こんにちは、SUZUME-SUZUMEです。

今日は素晴らしい証しが届きましたので、それをご紹介したいと思います。

  ―――――エリザベット...さんの証し―――――

 先日、教会でお世話になったKさんが亡くなりました。

Kさんは4・5年前から癌を患い、なかなか教会に来ることはできなくなりましたが、ひと月かふた月に一度は電話で連絡を取り、おしゃべりをしていました。

その中で、「もし容態が悪くなったら、必ず私を呼んで下さい。慈しみのチャプレットを祈りに行きますから 」「ああ、そうね 」という会話もしていました。

 

 昨年(2015年)、12月の初めにお電話をいただき、いつものようにおしゃべりをしました。クリスマスには教会にいらしていませんでしたが、「きっと雪と氷の冬道のせい」と気にしていませんでした。

 2月の中旬になり、突然、胸騒ぎがしてきました。ご家族と一緒に暮らしてらっしゃるのだから心配は無いだろう。…でも、気になるのです。

思い切って電話をしましたが、どなたも出ません。

留守電にメッセージを残しましたが、その後も向こうから何の連絡もありません。

ますます気になり、祈りました。

「もし悪い状況なら、会いに行って祈らせて下さい。

私が行けるまで待って下さい、イエズス様!」 

 留守電を残してから3日後の日曜日、神父様に尋ねてみると、Kさんは入院し、緩和病棟にいるとのこと。既に病者の塗油を受け、今は声をかけても触っても反応は無い、とのことでした。

やはり… と思いながら、翌日もう一度ご家族あてに留守電を入れ、「会いに行きたい」とメッセージを残しました。

 

 夜になってご家族からご了解の連絡をいただきましたが、仕事の都合で私が行ける日は翌々日の水曜日です。 

その水曜日、『慈しみのみ心』のご絵と、『全ての民の御母』のご絵、

ロザリオ2本と聖水を持ってお見舞いに出かけました。

 病室に入ると、Kさんは口の中に管を入れられて、ただ ただ静かに呼吸をしていました。

枕元に座り挨拶をして、2枚のご絵を枕元に置きました。

それから、Kさんがお母さんの胎に宿った時から今までの生涯を主が祝福して下さるように、という意向でロザリオを祈りました。

玄義と玄義の合間には『イエスのみこころから』と『主の御からだ』を歌いました。

そのうちに私の頭にイメージが広がりました。真っ暗なお聖堂で、祭壇の正面にKさんが一人で座っています。うつむいているようです。

祭壇は大きく、その上には、とてもとても大きくて美しいご聖体顕示台があります。

彼女はそのご聖体の前でひとり、うつむいて祈っているようでした。

 

こうして私が歌いながらロザリオを祈っていると、目をつむったKさんの目が、まぶたの下でぐるぐると動き出しました。

目を閉じたまま、何かを見ているようです。

時々は止まり、また動きます。しだいに目の動きが活発になるのがわかります。そして、何度も、一生懸命に瞼を開けてこちらの方を見ています。

そうしているうちに、私の中に次のイメージが広がりました。

先ほどと同じ、真っ暗なお聖堂の大きなご聖体顕示台の前で、今度のKさんは立ちあがり、大きく手を広げていました。

祭壇の上のご聖体を仰ぎ 祈っています。全身で賛美しているようでした。

 

 そうこうしているうちに午後3時になりましたので、慈しみのチャプレットをKさんの胸の上と、私の手で一緒に祈り、Kさんの心と身体と霊魂を主に捧げました。

私にできることはすべてやったでしょうか? 

私は、「それじゃ また!」と 病室を後にしました。

 

 翌日、お見舞いを許してくださったことのお礼のメッセージを留守電に入れようと思い電話すると、ご家族が電話口に出られて、「葬儀の打ち合わせをしている」とのことでした。

その日の朝早くに息を引き取られたのだそうです。

 

間に合わせて下さいました! 

慈しみのチャプレットを祈りに行くのを待っていてくださって、

私の祈りを聞いてくださって、

イエズス様、本当にありがとうございます!   

 


         2016年3月5日 三位一体のエリザベット..

           ―――以上―――

エリザベットさんがロザリオの玄義と玄義の間に歌った歌は、『イエスのみこころから』と『主の御からだ』の二曲です。なぜかというと、「この二曲は楽譜を見ないで歌えたから」なのだそうです。

『イエスのみこころから』は、賛美CD『わたしは慈しみの王』に入っています。

また、『主の御からだ』は、最近作った賛美CD『主のみ前で』の最初の曲です。

 

           Omote

 

エリザベットさんは、これらの歌を歌った時に、ヴィジョンで祭壇の上の非常に大きなご聖体顕示台を見て驚いたそうです。

「なんて大きな顕示台とご聖体!」

こんなのが実際にあるのか? とも思ったそうですが、実はあるのですよね。

わたし、SUZUMEがドイツで賛美奉仕している教会では、下の写真のように特大のご聖体顕示台を使っています。

 Img_1105_2

イエス様がシスターファウスティナを通して人類に与えられた最後の錨である『いつくしみのチャプレット』、『いつくしみのご絵』、そして、それらに関連するすばらしい約束がありますが、エリザベットさんは、このイエス様がしてくださった約束を十分に活用しましたね!

私たちもそういうチャンスがあったらこの大きなお恵みを活用できるように、いつも霊的に起きていないと、と思いました。

 『主の御からだ』という曲は、ミオの賛美チームのひとり、T..さんが、2014年のいつくしみの主日に、東京のとある聖堂でご聖体のみ前でいただいたものです。

..さんは(実は彼女の霊名もエリザベット)、このメロディが果たして聖霊からのものか、自分から出たものか判断できずに当初は悩んでいましたが、エリザベットさんがこの歌を歌って巨大ご聖体顕示台を霊的に見たということが、聖霊からのものであった確かな証拠となると私は思います。

エリザベットさんがロザリオの祈りのときにこの曲を歌い、聖霊が祭壇とご聖体顕示台のイメージを与えてくださった、というのは、この曲を通してお恵みを注いでくださったということではないでしょうか?

Kさんの魂は、エリザベットさんの歌う声を聴きながら、主のみ前で賛美をしていたのでしょう。

そして、その時、主とKさんの間にいったいどんな会話があったのでしょうね?

きっとKさんという方は、良く祈られ、良く生きようとされた方なのでしょう。

ですから、死ぬ直前に霊が主を賛美するお恵みをいただけたのでしょう。もしかすると罪を痛悔するお恵みもいただけたのかも、と私は考えます。

本当に霊の世界というのは神秘で満ち満ちていると思います。神に感謝!                                             SUZUME-SUZUME

追記です!

上のエリザベットさんの証しを読んだ、『主の御からだ』のメロディをいただいたT・Hさんが、この曲をいただいたときのことを書いてメールで送ってくださいました。

上にも書きましたが、この曲は、2014年の『神のいつくしみの主日』にH・Tさんがいただいたものです。

この日、いつくしみセンターさん主催で目黒のあるチャペルでこの祭日が祝われました。

日本在住のもう一人のSUZUMEはもちろんこの恵みの日を祝うべくこのチャペルにいました。私、SUZUMEも、この時はたまたま日本にいましたので参加しました。

H・Tさんは、自分の教会での音楽の奉仕があるので、それが終わってから参加します、と連絡が来ていました。

以下は、T・Hさんが書いてくださったものです。

ーーーーーーーーーT・Hさんの証しーーーーーーーーーーー

その日はうちの教会のごミサの後に目黒に向かったので、大遅刻をしてしまいました。御聖堂は人で溢れていて、中に入ることができず、入口の近くの石に座って祈っていました。

やがてごミサが終わり、ご聖体礼拝の時間になっ てやっとお聖堂に入れました。

ご聖体のちょうど正面にある窓から午後の陽の光が差し込んでいて、ご聖体を優しく照らしていました。

そのご聖体の前に跪き祈っていると、急にメロディが浮かんで来ました。

そのメロディはまるでご聖体ご自身が歌っておられるかのようでした。

そして、心に浮かんで来たのはバイオリンの音色でした。後日談ですが、そういうわけで、CD録音の時は、ぜひK子さんのバイオリンソロを入れたかったのでした。

確かにご聖体の前でいただいたメロディだったけど、ヨゼフィーネさん(これ、SUZUMEのことです)が書かれた通り、これが聖霊からなのか、自分から来たものなのかわからなかったので、最初はだれにも言わないでおこうと思っていました。

でも、ヨゼフィーネさんと一緒に歌集の楽譜のお直しをし たときに、促されてヨゼフィーネさんにメロディを聴いてもらいました。するとすぐに、これはご聖体の歌だとおっしゃいました。(わたし、SUZUMEは、メロディを聴いてすぐに歌詞が浮かんで来ました。すると、ご聖体の前でいただいた曲だということ。納得しました。

この歌詞でこのメロディを歌ったのを聞いたとき、とても泣けました。(そうでしたね。ポロポロ泣いてましたっけ。)

メロディだけでは決して泣かなかったのにです。

これで、ひとつの曲が完成したのですね。

今回のエリザベットさんの証しを読んで、イエス様がこの曲を通して働いてくださったことを知って、とてもうれしく思いました。神に感謝!    

 

                          2016年3月7日 エリザベット T・H

                    ーーーー以上ーーーー



T・Hさん、あの『いつくしみの主日』のこと、私はよく覚えています。

T・Hさんは遠くから一生懸命駆けつけたのに、間に合わず、やっと人の波が引いてからご聖体のところにご挨拶に行ったこと。

人間的目で見たら、「間に合わなくて気の毒」だけど、神様から見たら違うのですね。ちゃんとT・Hさんの愛に報いて素晴らしい曲を与えてくださいました。

ふたりのエリザベットさん、証しをありがとうございました! 神様にしていただいたことを分かち合うということは、神様に栄光を帰することだと、ミオは常々言っていますが、本当にそうですね。

主に賛美と栄光あれ!             SUZUME-SUZUME

 

 

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