53. 新刊「信仰の三つのステップ」
ミオが「信仰の三つのステップ」という本を執筆しました。
ミオの生い立ちから現在までを綴った、いわば「自叙伝」です。
ミオをご存知の方は、彼のイエス様への信頼が揺らぎないものであることがお分かりだと思います。 ですから、「神の祝福を受けているミオの人生は、香り高い花々に彩られた素敵なものでしょう。私のとは違うはず。だから、ミオが神様に信頼できるのは当たり前」と思われるかも知れません。
でも、実際は彼が歩んできた道はいばらの道でした。
ミオが自分の苦しい体験を通して学んだ祈り方が、「三つのステップ」です。本を読んでいただければ、どのように祈るかがお分かりいただけます。
シスターファウスティナの日記に、「愛と悲しみは手をたずさえて行くことがわかります」(881)という言葉がありますが、私にはこの短い言葉が「主の小道を行く」ことをよく表しているように思えます。
ミオは、次々に降りかかる苦しみや困難を通して、磨かれて神の道具となりました。でも、彼はまだこの歩みをやめていません。
10年前に初めてミオが日本に来たときよりも、彼の賜物が大きくなっていることがわかります。この十年間も神様からいただいた試練によって、清められ、強められたからだと思います。このまま歩むなら、さらに賜物は育ち、他の賜物もいただくに違いないでしょう。
ミオはまだ聖人ではありませんが、聖人になるための道を歩んでいます。私たちの目的地である天国に目標を定めて歩く方法を、身をもって私たちに教えてくれます。この本はその第一冊目です。
さて、この「信仰の三つのステップ」は色々な方の努力で日本語になり、印刷され、ミオが来日した3月のセミナーのときにみなさんのお手元にお届けすることができました。
でも、SUZUMEが本を作ったのは初めてのことで、「きっと、ミスがあるだろうから」と最初は200冊だけ印刷しました。この200冊はあっと言う間に完売しました。
神に感謝!
一冊、見本として私もドイツに持って帰りましたが、中をチェックすると、思っていた以上に不備な点がたくさんあり、ほんとうに驚きました。
縦書きソフトを使って入力していったのですが、そのソフトが使いこなせなかったようなのです。あちこちが思わぬところで改行されているのにも気付かず、ルビを打ったところが重なって判読できなくなっているところがあるのも、本になるまで見つけられませんでした。大急ぎで作業したことも関係あると思います。
また、表紙が薄いので強度をつけるつもりで貼ったフィルムが、表紙を反り返えしてしまう結果なりました。
少しでも安価でお届けしたくて、あちこちで節約したため、良い出来栄えにはならなかったのです。
このため二人のSUZUMEは、それぞれができる分野でただいま第二版を作成中です。予算がさほどあるわけではないので、立派な装丁の本を作ることはできないのですが、第一版よりは読みやすい本にできればと思っています。
いろいろな事情でなかなか作業が進まないのですが、夏ごろには再販したいと考えています。
第一版を買っていただいた方々にはご迷惑をおかけして申し訳ございません。でも、本の内容は変わりません。この本を通してみなさんの信仰の歩みが強められますことを願っています。
この本が、(多少不備な点があったとしても)三月に出版されることを神様はお望みだったと思います。
ある方が証しを書いてくださいましたが、この本のことで夢を見たのです。 その証しを、次回でご紹介させていただきます。
神に感謝!