62. メジュゴリエ証し2.
ボスコさんの証しです。
私たちが十字架の山(クリージュバツ)に登ったとき、彼だけは、「イワンの先唱でロザリオを唱えながらご出現の丘に登る」方に行きました。ボスコさん、道をよく知らないのに、ひとりで良く無事に戻って来てくれました! 神に感謝!
メジュゴリエには野犬がたくさんいます。どれも人に慣れていて、もしかすると捨てられた犬たちではないかと思います。
時々、十字架の山やご出現の丘、あるいは野原を歩いていると、どこからともなく現れて私たちと一緒に歩いてくれる犬もいます。
私は孫に病気が感染するのがいやなので、野良犬には素手では触らないようにしていますが、ボスコさんは相当な犬好きのようで、どこででも出会う犬たちを撫でていました。そんな彼の証です。
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証1
朝4時に、一人でご出現の丘(ポットブルドー)に向かおうとしたところで一匹の犬と出会いました。ひとしきり頭を撫でた後、トイレに行くために私は一度ホテルに戻りました。
出直してみるとまだ同じところにあの犬が居て、私が持っていた杖をくわえて、「こっち、こっち。一緒に行こうよ」とでも言うように引っ張るのですす。
犬は畑の中の道を一緒に歩いてくれました。真っ暗で何も見えないので、正式な道路を探し、なんとか標識を見つけました。犬はまだ一緒にいてくれます。
ブルークロス付近で、朝早く宿泊家前の椅子で読書しているアフリカ系の神父を見つけました。彼にイワンのロザリオの祈りの出発場所を質問したのですが、その方は知らないようでした。
まだ時間も早いので、道端で休憩しました。ホテルから借りてきた杖の先に聖母のシールが貼ってあり、その聖母を目にして平安を感じました。「マリア様、いつもそばにいてくださるんだ…」
ふと、「御出現の丘の入り口はブルークロスのだいぶ手前だった」と思い出し、そちらに行くと少し人が集まっていました。
すると、犬が先に丘を登ってこちらに振り返り「おいで!」とでも言うように吠えたのです。
「6時からロザリオをしながら登る事になっているけど、Ivanが来るのかはわからないし、グループの皆んなが十字架の山で見るのと同じ日の出を見よう」と思いたち、急いで丘を登ることにしました。
途中犬が右に外れたのですが、私は気にせずに電燈の灯沿いに急いで登りました。ふと気づくと一人です。苦しみの玄義のレリーフがあります。「前日、皆んなで登った時にはここには来なかった!」
静まりかえったまだ暗い山中の静けさの中で我にかえりました。有名なFootprint(あしあと)の詩を思い出します。
先程は、先導してくれる犬という恵みのしるしを与えて下さった神。今は何も見えないが神は見守っていて下さると平安。
そこへ一人の青年が登って来たので道を聞き、無事に御出現の丘に到着しました。
すると例の犬が駆け寄って来たのです。驚きました!
マリア像の前で、改めて自己の奉献の祈りと人々への執り成しの祈りを祈っているとと、ロザリオを祈る声が聞こえてきました。
ロザリオの祈りを祈っている時には、犬は僕の後ろに身体を付けていました。時折何かに向かい吠えたりもしていましたが、しばらくすると寝ていました。他の人には、私が飼い主で、首輪も付けないで連れて来たように見えたかもしれません。
道を知らずに暗い中一人で歩き出した私に、神様が与えてくださった守護の天使かも知れません。
ロザリオ後にIvanの講話があり、講話の最後で吠えた後、犬はどこかに行ってしまいました。その後はその犬に出会うことはありませんでした。
証2
宿泊先のホテルの一室で、みんなでマリア様への沢山の賛美をしました。そのとき、私はメジュゴリエ のマリア様を強く感じたのです。雲、その中に油注ぎを感じました。
御出現の場所ではなく、ホテルで臨在を感じたのはなぜだろう? その意味を考えていました。
(各国のごミサや講話が行われる「黄色いホール」と呼ばれている壁に飾られています。
幻視者たちが、「ご出現の聖母に一番よく似ている」と言っている聖母です。SUZUME ~SUZUME)
「ご出現の場でなくとも、どこででもマリアさまは私たちと共に居てくださるのだ。そして、私たちがメジュゴリエのマリアさまのメッセージを日々生きることができるように、聖霊が油そそぎをしてくださり、力づけてくださっているのだ」と強く感じました。
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ホテルのこの一室を、私たち専用部屋のように使わせていただきました。
毎日のようにここで賛美し、その日いただいた恵みを分かち合いました。たまたま(私たちの言葉では「神の御旨によって」と言いますね)同じ時期に巡礼中のフレンツ神父も私たちを訪ね、カテキズムを教えてくださいました。神に感謝!SUZUME-SUZUME